「E30の反逆」の第9弾、ジャーマン記事2009年4月の改訂版です。

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皆さん、こんにちは。

最近は、寒かったり、暖かったりで、この「人形の町、岩槻」でも2月なのに「梅」の花が満開に近い状態になってみたり、(花粉もバンバン舞っているみたいだし。)かと思えば、雪でも降ってくるんじゃないかと思うほど雨が冷たかったりで、本当に体が重いですよね。

こんな時期には「気合」を取り直す為、「室内プール」なんかが良い運動になります。

30分程度泳いで、シャワーなんかを浴びるとかなり爽快な気分ですよ。

市営の屋内プールリーズナブルで、それでいて意外と快適です。

お勧めなので、皆さんも是非試してみてください。

さて、前置きはこのくらいにして、本題のテーマである「足廻り」に入りましょう。

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BMWの中でも「スポーツ特性」が強くアピールされている3シリーズなので、足廻りの組み合わせには皆さん随分悩んでいるかと思います。

今回は、そんな悩みの答えの一つとして読んでみてください。

現在、このE30は初回にも紹介した様に「ビルシュタイン製BTSキット」(サスペンションと、ショックアブソーバーのセット)の倒立ショックタイプを装着しています。

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それに合わせ、ブッシュやゴム類も「M3」用などを組み合わしている仕様です。

この仕様は、街乗りよりも、公道でのそれなりのステージに合わせた形になっています。

簡単に言うと、直進安定性よりも、走破性能(コーナリング)を重視したセッティングになっています。

これはこれで自分としても、かなり好みなのですが、今回のテーマには快適性の向上も必須項目で挙げていますので、よりマイルドで、かつ走行特性も乗りやすいように弱アンダー路線(直進安定性向上)を狙っていこうと思います。

そこで今回のショックには「KONI」製を入れる事にしました。

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このショックはBMWの足廻り特性に良く似ていて、縮み側ではかなり柔らかく、伸び側では硬い特性になっています。
(ちなみにMテクニックの足廻りも、縮み側では柔らかい物を採用しています。)

これは路面の凹凸を吸収しやすい仕組みで、車体に対してのショックを少なくする特徴があり、乗り心地を向上させるにはもってこいのショックです。

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ちなみに、BTS(ビルシュタイン)では走破性能を向上するため、伸び縮みの硬さのバランスがタイヤ接地面確保を重視したセッティングでした。

そのため、どうしても車体に対しては割と攻撃的になってしまい、マイルドというよりはレーシーな感じですね。

これにサスペンション(以下サス)を組み込こんで行くわけですが、サスに関しては今まで使用してきた「BTSキット用のアイバッハ」を前輪に、「純正スポーツサス」を後輪に使用していきます。

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これには理由があって、車高がショックの特性上下がる気がした事と、それによって乗り心地が今よりも悪化するかもしれない事が考えられた事と、なによりも「KONI」のショックが、今までとどの位「マイルド」になったのかを測るためにも同じサスで試すことにしました。

結果から言うと、乗り心地的にはかなり柔らかく「マイルド」な感じに仕上がりました。

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かといって「フニャフニャ」でもありませんから「狙い」どうりな感じに仕上がっています。

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ただ車高に関しては思った以上に車高が下がってしまったので(特にリヤ)、こちらは来月までに対策をして発表したいと思っています。

それでは皆さん、また次回お会いしましょう。